相思社-水俣の案内人
2008年秋、取材のため、水俣を訪ねました。テーマは「食と食にかかわる人」。私にこのテーマを与えてくださったのは、御所浦(ごしょのうら)の方と相思社のHさんでしたので、3日間のうち1日は、相思社のスタッフに案内をしていただくことにしました。鹿児島空港から水俣に入って、まず相思社を訪問。
相思社はこれで3~4回目ですが、Hさんのお話をお聞きすると、そのたびに新たな、気づき・発見があります。今回も、関西訴訟以降の県や国の動き(水俣病認定業務が止まっていること、新たな補償の枠組みの難航などなど)をお聞きすることもできました。また、水俣病発生以前の水俣のお話しや、チッソという会社の知らなかった一面もお聞きできました。知れば知るほど、水俣は病みつきになります。「では、おまえは、水俣の何がわかるのか? 水俣とどうかかわるのか?」と問われると返答に詰まってしまうのですが、「見ることと自分なりの方法で伝えること」が今できる精一杯のこと、言うしかないのでしょう。
もっと、もっと自分にできることを増やして行きたいし、深く関わることができれば、とも思いますが、こうやって「いいかげんなつきあいかた」をしている自分をさらけ出すことも意味があるのではないか、とも思います。
わずか1時間半ほどの滞在で、とても密度の高い時間を過ごした気がします。いつもながら、水俣は「濃い」です。
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