路上観察

越後妻有(つまり)トリエンナーレ 2009

Dscn1109 2009年のお盆もあけた8月19日。ちょっと暑い日、越後妻有(つまり)で開催中の「大地の芸術祭」に行って来ました。新潟出身なのに北のはずれの生まれ育ちなので、十日町に行ったのは生まれて初めての経験。

現代芸術を鑑賞する能力はゼロなのに、何のために行ったのか? まじめに言うと地域社会へのインパクトがどんなものなのか興味があったので。ヤジウマ気分の方が勝っていましたけれど。

  同じ現代芸術でも、近江八幡の「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」
  はものすごくおもしろかった。障がい者の「芸術」は芸術であって芸術で
  はないと禅問答のようなことを感じいったのです。この話もおもしろいの
  ですが、長くなるので、またいずれ

いろいろと驚いて来ました。

Dscn1117 まず、あまりに山の中だったのに驚きました。関越道のインターを降りて、走っても走っても会場に着かない。いったい、どこなんだと探してようやくたどり着きました。パンフレットの地図がデザインに凝りすぎて、実用性が犠牲になっているのも原因の一つかもしれません。

それから、会場(?)があまりに広いのにびっくり。パンフレットによれば「琵琶湖」ほどの面積の場所に作品が点在しているのだそうですからとてつもない広さです。スタンプラリーみたいに、そこを全部回る人がいるのですからこれまたびっくり。タクシーを借り切って回っている人にも何人も出会いました。地元の人の関わりも驚き。一番最初に行ったメイン会場(?)である松代(まつだい)では、現地のおじさんが案内係をやっていて、何にもわからない私の質問に懇切丁寧に答えてくださいました。

Dscn1146 絵本作家で有名な田島征三氏が廃校になった小学校をまるごと使った作品を展示していました。今回は、ほとんどこの作品を見るために行ったようなものです。その作品自体が「過疎地」を応援するメッセージになっているように、地域とつながったコンセプトの作品が多いのも特徴でしょうか。その会場の受付はこの小学校の卒業生だそうです。そのおじさんも、作品について長すぎず、簡単過ぎない適切な案内をしてくださったのも印象深かったところです。地域との結びつきを意識して作ってあること、この芸術祭に地元の人がずいぶんかかわっているんだなあ、と感心しました。(NHK教育TVの日曜美術館で紹介していました)

若い人(特に女性)がずいぶんたくさん来ているのにびっくりしました。
 注:若い女性が目立ったのは、私がオジサンだからではないと思います(笑)。

Dscn1099 このようなお祭りがなければ、過疎・高齢化の進む、他と変わらない田舎町であったり、寒村なのでしょうが、この芸術祭を楽しみに、たくさんの人が集まることが一番驚いたことかもしれません。ここに来るだけでかなりの交通費が必要だし、屋内会場を回るには大人1枚3500円の「パスポート」が必要なのですが、それでもこれだけ人がにぎわっているのですから、集客力のすごさを実感。あ~などとも思いました。

それから、それからまたまたびっくりするのは、なんと、並行して新潟市で「水と土の芸術祭2009」なるイベントをやっていたことです。こちらは、今年が初めてで「日本海側唯一の政令指定市」である新潟をアートの力でアピールしようということのようです。

新潟市全域に点在する芸術作品を見て歩くという形態が「大地の芸術祭」とそっくりなのがびっくり仰天。それもそのはず、どちらも仕掛け人は新潟市美術館館長の北川フラム氏。同じ人物がプロデュースするのですから、同じようなものができるのは当然としても、同じ時期に新潟県内で2つ同時にやるというのがワカラン。北川氏の政治力のたまものでしょうか。

妻有についてもう一つだけ書き加えておきますと、大学3年になった娘が芸術作品の隣で、おばあさんが干瓢を干している様子を見て「作品よりも、干瓢のほうがきれいだと思う。トリエンナーレの価値は、農家の暮らしの中にある美の再発見にあるのではないか」などと言っていました。大学生の分際で偉そうなことを言いやがってとお思いでしょうが、農学部の学生の言うことですから許してやってください(笑)。

大地の芸術祭が農家の人の暮らしと芸術家や芸術好きの人をつなぐことができている様子を見ると、そういう価値もあるだろうとちょっと思いました。

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塀とケヤキ

Matsudokeyaki03jp■日時:2008年7月
■場所:千葉県松戸市
■タイプ:植物は強し

松戸市を歩いていた。高校時代の級友Tに案内してもらって、川の改修現場を見せてもらった帰り道。
立派なケヤキの木が目についた。

Matsudokeyaki02jp もちろん、ブロック塀を突き破って生えているわけではない。どういう事情があったのかわからないが、ケヤキを挟んでブロック塀を作ることになったのだろう。あまりにケヤキが立派なので伐るわけにもいかず、ケヤキの幹に合わせてブロックを切ることになった。その切り方が見事なので、うなってしまった。

同じものは、以前金沢八景でも見たことがある。樹種はやはりケヤキだった。

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亀さんのチュ!

Imgp2798 ■日 時 2008年秋
■場 所 熊本県水俣市 市役所前
■タイプ ???

熊本県水俣市に出張しました。これまでにも何回か水俣に出張で来ましたが、会議と打ち合わせばかり。ところが、今回は水俣の食と食にかかわる人たちの取材・調査が目的。一度で良いからこういう旅がしたかった。

市役所で、地域振興を担当するTさんのお話をお聞きした。水俣では、その土地の自然や伝統的な暮らし方を活かした地域振興策として「村まるごと博物館」が進められている。凄惨な公害を経験した水俣市だからこそ、自然と人との共生が大事、という発想になるのだが、考えてみるまでもなく、日本全国の過疎地で求められていることなのだ。現に、水俣の取り組みは「地元学」として、あちこちに広がっている。

元気な気分になって通りに出ると、目の前で2頭のカメが派手に「チュ!」をしていた。東京では、若い男女が電車の中や通りで見境なくいちゃついているが、水俣でも、公道でしかも市役所の真ん前ですよ。世の中、どうなっているんだろう?

水俣では、公害によって断ち切られた地域の中で、人と人とのつながりを回復させるスローガンとして「もやい直し」という言葉が使われている。カメも率先実行というわけだろうか。でも、このカメの顔はちょっとカワイイですね。

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赤塚不二夫氏に合掌

Iyami ■日 時:2008年8月
■場 所:東京都港区(神谷町駅付近)
■タイプ:顔

神谷町の駅近くを歩いていたら、誰かに見られている気がして振り返ると、出っ歯の顔がじっとこっちを見ていた。

なんとなく、赤塚不二夫氏の描くイヤミの顔に似ている気がしませんか?

そういえば、赤塚さんも亡くなりました。
合掌

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アイドル厳禁?!

Idle_2

■日 時:2008年5月
■場 所:東京都新宿駅近く
■タイプ:ハリガミ

新宿駅前を歩いていたら......「ん? アイドル厳禁?」

新宿駅前をアイドルタレントが通るたびに、ファンが何百メートルも行列を作ってついて歩くので、業を煮やした付近の住民が「アイドルは来るな!」との意思表示でもしているのだろうか? などという妄想をふくらませていたら、違いましたね。

あなたの健康守るため、青い地球を守るため アイドル止めればいいこといっぱい
寒いときは毛布で、暑いときは行き先の事務所で休もう
(略)
コワイ アイドル
1分間で致死量濃度の排ガスがボディの8倍

これはコワイ。ほとんど脅迫です。自動車のアイドリングによほど困っているのでしょうね。

自分の家や事務所の前で、エンジンをかけっぱなしで車を止めておかれたらイヤだという気持ちは良くわかります。排気ガスに騒音。「いい加減にしてくれ!」と言いたくなるでしょう。

エンジンを止められないのは、冷房や暖房を使うからです。仕事中の車内で風邪を引いたり、熱射病になったら、労災ですから、冷房・暖房の使用は労働者として当然の権利。

とはいうものの、長時間のアイドリングは地球環境に優しくないし、近隣の人は地球以上に困っている。そこで、こんなはり紙で自制を促しているのでしょうが、効果はどうなんでしょう。「背に腹は代えられないから」というドライバーの顔が見える気がします。

「エコドライブ」などという言葉を良く聞くようになりましたが、駅前で客待ちをするタクシーのほとんどはエンジンを止めていないのでは? 労災になりかねないし、何より、夏は暑く、冬は寒いタクシーでは客がいやがるでしょうしね。

営業用の車のアイドリングをやめさせるのは、かなり難しい問題。つい最近、ガソリンの値段が1リットル170円を超えたことがありましたが、こういう状況が続いていたら、案外簡単にアイドリングストップもできたかもしれません。

あと考えられるのは法規制。道交法で5分以上のアイドリングに罰金を科すとかいうことになればどうにかなるかもしれません。駐車禁止の取り締まりと同様に、委託すれば良いのでは? と思いますが、難しいことがいっぱいありそう。

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助け合いを消してはいけません

Karanban_2 これも堺市で発見した「看板状」の物体。本体はものの見事に消失していますが、枠と設置者のメッセージだけがかろうじて残っています。

「心配ごと相談・結婚相談・ボランティア相談・助け合い運動・献血運動・更正保護運動」とあり、その下にあった1行くらいが消えていて、最後に「贈 堺市社会福祉協議会」とあるので、社会福祉協議会(社協)が設置したことがわかります。

形から察するに、地域の掲示板のようなものだったのかもしれませんが、今となっては何があったのかわかりません。

それにしても.....社協ってずいぶんいろんな相談や運動をしていたのですね。心配ごとから結婚相談まで。社協の原点、助け合いの精神だけは消失させて欲しくないものです。

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過剰は寡黙と似てくる

■日時:2008年2月29日
■場所:大阪府堺市三国ヶ丘駅の近く
■タイプ:ハリガミ(?)

フェンスは、仁徳陵の囲い。電柱に何か警告文が厳重に巻き付けられているのを発見。一目見ただけでは、何と書いてあるのかも良くわかりませんが、どうやら「立ち入り禁止 入らないでください」と書いてあるらしいのです。仁徳陵のフェンスの内側への立ち入り禁止を訴えてのことかと想像はつくのですが、ちょっとわかりにくいですね。「入らないでください」と何重にも張ってあるのですが、過剰なメッセージは必ずしも伝わりやすいというものでもない、という見本かもしれません。Tachiirikinshi 違うかもしれません。

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嫌われる犬たち

■日 時:2008年2月29日 11:30
■場 所:大阪府堺市三国ヶ丘駅の近く
■タイプ:ハリガミ

仁徳陵のフェンス際を延々と歩いていると、こんなハリガミがありました。

左:犬を連れての立ち入り禁止 犬をつれているあなたのことです

右:犬の汚物を私宅に投棄する者 発見ししだい警察に通告する

とあります。よほど、犬にフンガイしているのでしょうね。ハリガミが効いているのか、私が歩いているときは、犬の汚物は見えませんでした。

Inutachiiri Inunohun

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仁徳陵

堺市であった講演会の会場に行く途中で仁徳陵に立ち寄りました。

三国ヶ丘の駅は、前方後円墳の「後円」の部分で、正面まで約1キロの道のりです。途中は、ずっとフェンスで囲ってあります。「魚釣り禁止 宮内庁」「立ち入り禁止 宮内庁」の看板がかかっています。魚なんているのだろうか? とのぞき込んでみたら赤いコイが泳いでいました。カルガモも泳いでいました。アオサギもいたので魚もかなりいるのかもしれません。

それにしても、この季節にして濃緑色の水の色。水は天水によるものでしょうから仕方がないのでしょうが、夏はどうなるのでしょう。ちょっと心配になりました。

Nintokuryo01 Nintokurou02

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がんじょうなガード

Guard お地蔵様のすぐ隣に、こんなものがありました。曲がり角のブロック塀を保護するためのガードのようですが、すごく頑丈そうです。これに車をこすったら、かなりのダメージでしょうねえ。こんながんじょうなのは初めてみました。

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仁徳陵の近所のお地蔵様

Jizou02 2008年2月29日、堺に初めての出張でした。せっかくだから、仁徳天皇陵を見て行こうと、三国ヶ丘の駅に降りたら、あまりに素っ気ない駅前の風景。あのクフ王のビラミッドより、あの始皇帝の陵墓より「長い」、つまり、長さにおいて世界一の大古墳、さぞや観光でにぎわっているのかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。

駅前に小さなお地蔵様がありました。顔形も見えず、ずきんもかぶっていませんが、きれいな花が飾ってあり、掃除もきれいにしてあります。きっと、近所の人に大切にされているのでしょうね。しあわせそうでした。

Jizou01

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無用門ではないが、かと言って

■日時:2008年2月27日 11:00
■場所:川崎市麻生区百合丘駅
■タイプ:門

アーチ型の立派な門が並んでいると思ったのだが、何か変。一番左は出入り口として働いている。左から2番目はシャッターが開けば、窓かドアが現れるのだろう。だが、3番目と4番目は、きれいに塗り固められて「ヌリカベ」状態になっている。さらに、換気扇のようなものがついている。今でも、何かの用をなしているようだが、明らかに門ではなくなっている。用と無用の中庸の美と言えるかもしれない物件。

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御利益のあった祠

Hokora 2008年2月24日、横須賀市長井漁港で見つけた祠。小さな窓がある祠の中にご神体があるのでしょう。どんな神様を祀ってあるかはわかりません。

何にせよ漁の成果と安全を祈る神様でしょうから「おいしいお昼ご飯を安く食べられますように」と祈願いたしました(笑)。

お祈りが効いたのか、その日は、リーズナブルな値段でおいしいお寿司にありつくことができました。お賽銭もあげなかったのですが、なかなか御利益のある神様ですね。

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かっこいいもん

Mon02_2  2008年2月24日、横須賀市長井漁港の近くを歩いていたら、ちょっと気になる「門」を見つけました。漁師さんの家の地下室みたいな所の入り口らしいのですが、ちょっとかっこいいのでパチリ。上辺のアーチが美しいカーブを描いています。戸の格子模様もなんだか芸術的な雰囲気が漂っています。

なんか斜めになってますが、撮影技術が悪いのか、カメラの不調が原因で、本物はちゃんと建っています。

Mon01

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「田園の憂鬱由縁の地」の碑

Denen01 横浜市青葉区鉄(くろがね)に「田園の憂鬱由縁の地」とある碑が建っています。佐藤春夫が、この地をモデルに小説『田園の憂鬱』を書いたことを記念した碑なのだそうです。文学にはあまり縁が無いので、どんな話なのかは全く知りませんが、そういう名前の作品があった、ということくらいは知っています。

このあたりは、今も果樹園や畑の広がる田園地帯ですが、碑の裏にあるフェンスが気になります。もしかすると廃棄物処分場、ゴミ捨て場に変わっているのかもしれません。「田園の憂鬱」というより「憂鬱な田園」にならなければ良いのですが。

Denen02

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烈婦・浦島千代の碑

Urashimachiyo 2008年2月24日、横須賀市長井漁港の近くを歩いていたら、熊野神社の下で見つけました。お墓ではありません「烈婦 浦島千代之碑」と書いてあります。どういう人なのか全く手がかりがありません。

どういう人なのかと思って家に帰ってインターネットで検索したら、ありました。大正末期に北原白秋も泊まった旅館の女将さんなんだそうです。親分肌で面倒見も良い人だったらしく、世話になった海軍士官が顕彰碑を建てたと書いてあります。海軍士官もイキなことをします。

今月、自衛隊の最新鋭のイージス艦が漁船と衝突する事故を起こしました。確かなことはわかりませんが、今までの報道を見る限り、自衛隊側の怠慢が引き起こした過失であるようにしか思えません。

「時代が違う」と言われてしまえばそのとおりかもしれません。高度に専門化した科学技術のカタマリである自衛隊の装備、過密化する海。自衛官にかかるストレスも昭和初期の比ではないでしょう。その中で、人間的な行動規範や判断を求めることに無理があるのかもしれません。でも、今の自衛隊の対応を観ていると「組織・制度」はあっても「人間」が見えない、と思うのです。それは、水俣病の患者さんの中で直接交渉を求めて闘った人達の思いとも重なります。チッソや国という強大な力を持つ組織は、虚像でもあります。血の通った人間が見えません。

水俣病を生み出した、人の顔の見えない「近代」という社会に仕組みが生み出した病巣が破れたとき、偽装や事件が起こるのでしょう。

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秋葉神社の看板

■日時:2008年2月22日 9:25
■場所:東京都渋谷区宮益坂
■タイプ:蒸発

Torii03 JR渋谷駅から宮益坂を上る途中にある秋葉神社。鳥居の前に看板があるのですが、見事に「蒸発」しています。その消え方があまりに見事なので、1枚。

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角刈りのオバQ

■日時:2008年2月
■場所:渋谷区宮益坂

頭を角刈りにされて、とまどっているオバQだと思う。しかし、考えてみれば、もともとオバQには毛が3本しかないので、角刈りにするのは無理であった。

電気関係の設備らしいが、誰が見ても「顔」に見えるのだろう。顔に見立てた落書きが多い。気の毒な物件ではある。

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笠仏

Kuhonbutu01_2 村上の町で見かけた石仏。何という仏様かわからないが、地元の人は久品仏と言っている。蓮の花に乗っているようなので、阿弥陀如来かもしれない。

頭には菅笠、背中に簑を背負った姿は笠地蔵ならぬ、笠仏とでも言うのかな。でも、いいもんですね。花も飾ってあって、地元の人に大切にしてもらっている様子がうかがわれます。

宗教というのはやっかいなもので、戦争の原因になったり、、困った人・悩む人の心につけ込んでお金をとったり、世の中の不幸の8割くらいは宗教が原因で起こっているのではないか、という気もしないではないですが、人が生きる希望とか、地域社会のまとまりとかいろんな「御利益」もあります。私などのような若輩者には、未だにどう考えて良いやらわかりません。ただ、この仏様は良いなぁ、と思い手を合わせて来ました。

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実存主義的フェンス

■日時:2008年2月11日
■場所:川崎市麻生区王禅寺

フェンスと言えば、この物件も前から気になっている。外側のフェンスはともかく、内側のガードレール状の物体の存在理由がわからない。しかし「普遍的・必然的な本質存在に対して、個別的・偶然的な現実存在の優越」を主張して、このフェンスはそこに在ることをやめない。

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ブロック塀をブロック

■日時:2008年2月11日 11:30
■場所:横浜市青葉区美しが丘

ありふれたフェンスだけど、どこか変。フェンスとブロック塀の間は1人通るすき間もない。地震のときに、ブロック塀が崩れてくるのを防ぐ役割でもあるのだろうか。ブロックをブロックするフェンスなのか。でも、マンホールまでブロックしてしまうのは行き過ぎじゃないでしょうか。

Hei01_2 Hei04_2 Hei03_3

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食うか食われるか

うちの奥さんは、週に3~4日花屋の店員をしています。そのお花屋さんの目の前の、トウカエデが看板を食べていました(写真左)。おいしそうですが、ちょっと凶暴そうな顔をしています。

その隣では、トウカエデがツル植物に食べられていました(写真右)。こうやって植物は、私たちの知らないところで、食うか食われるかの壮絶な戦いをしているのです。でも、こっちのトウカエデは防寒具をまとっているようにも見えますね。暖かそうです。

Toukaede01 Toukaede02

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春の小川

■場所:神奈川県横浜市金沢区
■日時:2005年3月

川が「川」の字になって流れている。窮屈そうだ。「今に暴れてやれ」と内心思っているかもしれない。季節は早春。まもなく岸辺のヤナギも芽を吹くことでしょう。

Kawa

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痛々しい

■日時:2008年1月11日
■場所:東京都渋谷区神宮前

年末から、青山通りから表参道にかけて、いたるところで木を照らし出すイルミネーションをやっている。「電気を使って、二酸化炭素の排出を増やしている」などというヤボな感想は保留するが、昼の見栄えを考えないのはいかがなものだろう。

夜は、電線が見えないから「ああ、きれいだな」と思うが(写真右)、昼間は左2枚の写真のようになる。ちょっと痛々しいです。木は何とも思わないかもしれないが、見る側はあまり良い気持ちがしません。少なくとも美的ではないので、せめて、目立たない色の電線を使うなどの考えたら良いのではないですか? と言いたくなります。

Denshoku01 Denshoku02 Denshoku03

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まちかど観音

■日時:2008年1月7日 13:00
■場所:神奈川県川崎市麻生区栗木台

道ばたの馬頭観音の写真を撮るために車を降りたとき、妙な気配を感じて振り向いたら、そこにも観音さまがたっていた(写真左)。

電柱の隣にものも言わずにたたずんでいる。石仏なので、口をきくはずもないのだが、つい「何でそんなとこにいるの?」と尋ねたくなる(写真中)。

なかなか珍しいポーズの観音様。なまめかしい(写真右)。

それにしても、どうしたことだろう。

区画整理事業が行われる前、古い家が建っていて、そこの家の人が信仰心に厚く、庭の片隅に観音像をおいていたものが、開発されるとき発見され、もとあった場所のすぐ近くに移され、今も立っている、ということではないだろうか。そうとでも考えなければ説明がつかないように思うのだが、どうだろう。

Hotoke1 Hotoke2 Hotoke3

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新興住宅地の馬頭観音

■日時:2008年1月7日 13:00
■場所:神奈川県川崎市麻生区栗木台

絵に描いたような新興住宅地を走っていたら、不似合いな古ぼけた石が目に入ったので、あわてて車を止めて見たら馬頭観音像でした。馬頭観音は、よく街道沿いで見られるので、宅地造成の前にあった仏像を移設したのかもしれません。

花が飾ってありますね。もとの住民の方が今でも大切にしているのでしょうか。こういうのってちょっといいと思います。

Batoukannon Batou2_2

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アブナイ看板

■日 付:2005年5月28日
■場 所:神奈川県川崎市麻生区
■分 類:蒸発

「危険」と書いてある。何が危険なのか、文字が既に喪われているので詳しいことはわからないが、そのおどろおどろしい文字から、きわめて危険だというメッセージだけは十分に伝わってくる。近所の遊水池で見つけました。

Abunai_2

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絶対に出られない門

■場所:熱田神宮(愛知県名古屋市)
■型 :門

本名は「清雪門」といい、熱田神宮の由緒正しい門であるが、この門は絶対に開かない門だという。

本来、熱田神宮に鎮座していた神剣が、何故か皇居に移され、天武天皇の時代に熱田神宮に返されたという。それ以来、2度と神剣が熱田神宮から出ないように、門がずっと閉ざされている、といった説明が書いてある。最古の「門」タイプのトマソンではないか?

Seisetumon1 Seisetumon2

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絶対に入れない門

■日時:2007年2月11日16:00
■場所:滋賀県近江八幡市
■型 :門・ハリガミ

近江八幡市の市内をぶらぶらと歩いていると、立派な家が多い。その中でも、この家の門は文句なく最上級に立派だ。
「どんな人でも絶対に門を入れない」という決意が見てとれる。

しかも「もし入ろうものなら、放し飼いにしてある猛犬が何をしでかすかわかりませんよ」という警告のハリガミまでしてあるのだから、命の惜しい人はまず入らない。でも、ここまでやられると、中にどんな人が住んでいるのか気になりますね。

Mouken

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護るものを失ったガードレール

■日 付:2005年5月28日
■場 所:神奈川県川崎市麻生区
■分 類:境界
このガードレールは何を守っているのだろう?
壁とガードレールの間を通れるのは、かなり小型のネコぐらいしか思いつかない。
子猫用のガードレールなのだろうか?

Guard1 Guard2 Guardrail

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月夜の自転車

■日 付:2005年7月4日
■場 所:神奈川県川崎市麻生区
■分 類;蒸発

左:しんと静まりかえった満月の下、自転車が1台たたずんでいる。そういう一幅の絵だと思う。
中:自転車置き場の表示なのだが、右上隅に描かれた○が月のようにしか見えないのだ。何かが描いてあって、消えてしまったのかもしれないが、その消えようがあまりに見事なので、もともとどのような文字かデザインが描かれていたのか、今となっては想像もつかない。
右:ただ、月夜に自転車がたたずむという芸術作品となって、残されているのだ。

Tukiyo1

Tukiyo3Tukiyo2_2

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麻生山浄慶寺の石仏

川崎市の北のはずれに名刹がある。麻生山浄慶寺といい石仏が多い。しかも、ユニークな仏ばかり。

2007年の8月は暑かったが、境内に入ると雑木林を吹き抜ける風が涼しく、散歩が楽しかった。そして、じっくりと石仏の観察。カがうるさいが、仏様の面白さに思わず見入ってしまう。

真ん中のお坊さんはウォークマン(TM)かiPod(TM)を聴いている坊さんであろう。すっかり悦に入っている。ヘッドホンのケーブルが太すぎるような気もするが、あまり細かいことは気にしない。何を聴いてるんだろう? やっぱり声明か何かかな。

右はケータイで話すお坊さん。何か本のようなものを読みながら電話をしているらしい。もしかすると、電話でお経をあげているのか?! 電話を受けている人が、受話器を仏壇に向けていたりして....。

などと想像しながら歩くと、とにかくおもしろいので、一度足を運んでじっくり観察するだけの価値あり。それにしても、どうしてこんな妙な仏様を作ったんだろうと不思議。

秋のヒガンバナも良いそうなので、季節を変えて行ってみたいところ。

Joukeiji1_2 Joukeiji2_2 Joukeiji3

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あまりにも薄すぎる

Usuitachikin ■日時:2006年3月

■場所:神奈川県川崎市麻生区王禅寺東

これまた、自宅の近所で発見したカンバン。よぉ~く見ると「立ち入り禁止」のハリガミが張ってあるカンバンに「ここであそんではいけません」と書いてあるのだが、既にほぼ蒸発し尽くしてしまった。

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「よ」がかわいい

Hottehaikenai ■日時:2006年3月

■場所:神奈川県川崎市麻生区王禅寺東

むき出しのガケである。近所の子どもがよじ登ったり、土をいじって遊ぶにはもってこいのところである。だが、地主としてはケガをされては困るし、土がほじくられて崩れるのも困る。そこで、優しくやさしく訴えかけるのだが、このカンバンで土掘りが止まるかどうかは継続観察が必要である。

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ジグソーパズルの樹

Kiheis

■場所:神奈川県横浜市金沢八景
■日時:2005年3月

枯れ木ではない。芽吹き前のケヤキの木である。もう少しすれば、新緑であふれるにちがいない。

よく見ると、ブロック塀の手前にあるのでなく、塀に挟まって立っているのがわかる。ブロックが幹の形に沿って、きっちりと切られている。ケヤキへの愛情がなせる技であろう。職人が良い仕事をしている。

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近江八幡のお地蔵さま

2007年2月11日に近江八幡市を歩きました。嘉田知事のインタビューを終えて一息ついて、ゆっくりまちあるきを楽しむことができたので、面白いものがたくさん見つかりました。

まちのいたるところに立派なお堂に入ったお地蔵さま。ときどき、お地蔵さまを拝む人の姿を見ることもあります。と、見ると家には「お地蔵さんの当番」の札が。

「お地蔵さんの当番」にあたった人は何をするんでしょうね? そうじをして、花を変えて、何かお供えものでもするのでしょうか。

庶民の信仰がしっかり生きている街っていいな、と思いました。

Omijizo Omijizo2

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